この季節がやってきました
この季節がやってきました。
何が?
夏の終わりだから、台風?ゲリラ豪雨?
いえいえ、#編集実践の季節です。
昨年ものすごい偶然でこのタグをtwitterで見つけました。
このタグは早稲田大学の文化構想学部の助教授、兼ライターのトミヤマユキコさんが早稲田大学で開いている演習の授業「編集実践」で生まれたZINE(自主制作の小冊子)を紹介するタグです。
学生の方が授業の一環として作ったZINEに人気投票をtwitterで教えてくださるという大判振る舞い。
本当に見ていて面白いし、どうしてこんな面白い発想ができるんだろうという思いと、私も作ってみたい、私も思いを詰めて、いろんな人に発信したいとこのZINEを見て思うのです。
今でもどうやって自分の思いを他人に届かせることができるのだろうか。と時々思いを馳せたり、自分でこの授業を受けたらどういうテーマでどういったデザインで作るんだろうかなんて妄想しながら思いをはせるレベル(笑)
もし、ものすごい傑作を作っていろんな人に褒められたい、そんな肥大した妄想までノンストップでただ流れてきます。
それくらい私にとっては去年から始まったのに大きな1年の行事なのです。
ただ去年はあまりに突然であったため夏にこのタグが出てきたという印象しかなく、7月あたりからずっとずっとこのタグをがトミヤマユキコさんから出てくるかそわそわしていました。
さて、今年の作品はどうなんでしょうか。
いろんなかたが様々な感想をツイッターで述べていらっしゃいますが、いまだにTwitterの速さについていけていない私。私はブログで言及させていただき、そして私なりの読みたいポイントを述べさせていただきたいと思います。
また、私は気まぐれな性格なので全ては言及はできません。
是非とも、すべて見たい方はトミヤマユキコさんのtwitterまで。
1
第10位タイ「ひとりぼっちは最高のぜいたくだ」 女子学生がひとりでなんでもやってみるZINE。餃子の王将に行き、大隈庭園で昼寝し、ディズニーランドで遊ぶ。めちゃくちゃ楽しそうやないか…ぼっちをポジティブに捉え直す姿勢が最高! #編集実践 pic.twitter.com/yqoCSLoJWX
— トミヤマユキコ (@tomicatomica) 2018年8月28日
ぼっち好きにはたまらないZINE
それもチョイスが個人的にむちゃくちゃ面白い
・ディズニーランド←これはなんとなくみんなで行くものって理解できる
・餃子の王将に行く←なんで?と思いましたが(あまり私が王将に縁がないためイメージが掴みにくいのです。ごめんなさい。が、確かに餃子って大人数でワイワイ食べるイメージがある)
どういった経緯でこの一人行動をチョイスしたのかがとっても気になります。
・大隈庭園で昼寝する←これに関しては2人でも難しいと思う(笑)
2
第8位タイ「えだほん」 木の枝だけで一冊作るとか、どうかしてるんですけど最高です。ほんとは全ページ見て欲しいけど、とりあえず「DEAR 枝」から始まるラブレターを読んでください、笑。 #編集実践 pic.twitter.com/cWuDMds3HM
— トミヤマユキコ (@tomicatomica) 2018年8月28日
前回もいた何かについて、常人では考えられないほどの熱量で語ってくださるZINE
この授業は何かについて愛を語る授業なのかと思って、真面目に受けれるのなら受けてみたいと思った去年
今年は。ラブレターを書いてしまうほど愛しているものがあるっていいなぁって思います。そしてもっというと人がなかなか好きと言わないものに「好き」って言えるってかっこいいなぁと、思います。
人にはあまり理解されないものを持つって、なんか自分だけの秘密基地がある感じでキュンとします。
3
第4位タイ「液体の写真」 液体をひたすら眺める。きれいですね。がんばって写真撮ったんだろうな〜。でもね、解説文も、いい意味でクセが強くてステキなんですよ。 #編集実践 pic.twitter.com/mo3Jk5aX7K
— トミヤマユキコ (@tomicatomica) 2018年8月28日
液体の写真(ドクン)
液体って一番みじかで一番神秘的だなと思っております。(このZINEを見たからっていう訳ではないですよ)
液体っていうカテゴリーって多分一生終わりがないくらいのテーマだと思うので是非ともこれを発展させて図鑑作ってください。私書います。個展開いてください。私行きます。ていうか何より売ってください。私買います。
液体の神秘性という話に戻ると、液体って状態が安定していないということを顕著にみることができるものだと思うので、常に変化し、瞬間瞬間で切り取られるものだと思うので、その液体を撮ったときの場所や、状態を記すっていうのが個人的にツボです。
個人的には草津温泉が好きです。
語彙力慢性的不足の私にはこの思いをどう表現していいかはわからないけど、このページを額に入れて飾りたいです。
4
第1位「ADHDワセジョのそれでもどっこい生きてる!」 今年度の第1位はモグりの学生によるADHDのZINEでした。やりがちな失敗とその対処法などなど、ポップなんだけど理解がめちゃ深まる! ぶっちぎりの1位も納得です、本当におめでとう! #編集実践 pic.twitter.com/uhzmWV4AIx
— トミヤマユキコ (@tomicatomica) 2018年8月28日
これを見た瞬間、思いがふつふつとこみ上げてなんていえばいいか分からない衝動が湧き上がってきました。
どこかの雑誌を見ている、これはきっとpremiumかな?と思えるようなレイアウトとデザイン。
鞄の中身だけで筆者のいままでの経験がありありと見せられます。
どうして不利とも思える自分の置かれた状況(失敗談を多く書かれているので)が、視点の変化という魔法の金の粉をかけることでふっと軽くすることができるのかなと思います。
そしてこんなのを作りたかったという思いも少し。(この思いは完璧に私の自己満かつわがままです)
去年、私がこのタグを見つけて、ランキングを見たとき自分に置き換えたらどういうものを作ったかというのを考えたことがありました。
その中の視点の1つに発達障害というのがありました。(今回の場合はADHD)
私は幼少期にADHDかアスペルガーかどっちか忘れましたが、発達障害の傾向があると診断をされ今でも感じることがあります。
だからもし自分が作るならこういうことをテーマにしたらいかなぁと思ったりもしたのです。
だから、こんなの作りたかったぁぁぁという思いが今頭の片隅にあります。
思い当たる節があったり、逆に悩んでいたことの解決に繋がりそうな方法が買いてあったり(特にダブルブッキングの女王、クリアファイルだとプリントがぐちゃぐちゃになる、目薬とリップクリームは気づいたらなくなってるは、むちゃくちゃわかるし、今度クリアファイルではなくクリアケース買って見ようかな)
そして何より、こんな風に自分と向かい合いたい。
発達障害は私の中で複雑です。
自分の中では認めたい、そして認めたくないという狭間で揺れています。
それは言い訳にしてしまいそう、でももし認めなかったら私の中でできないこと、できにくいこと(でも心の片隅ではどこかめんどくさいからやりたくないこと)は私の中でただやりたくないことに逃げている人になりそうで、そんな自分を認めたくないという思いがあります。もうそんなことを考えている時点で色々とダメな気がします。
だから、視点を変えてどうやったら生きやすくなるかということを考える。
そんな意味合いがある(であろう)このZINEには私にとって眩しく、とても眩しいのです。
こんな思いはこのZINEを作られた思いとは異なるかもしれないし、失礼な部分もあると思いますが、私は上記のような考えが巡ってきました。こんな思いがある私が本当に申し訳ないのですが、全部読んで見て見たいです。
以上が今回の#編集実践の私の感想です。
まず、トミヤマユキコさん。この毎年こんな素晴らしい授業を開講し、そして一般の私たちにも素晴らしい作品を見せていただき本当にありがとうございます。
また1年楽しく生きれそうです。
そしてこれらのZINEを作られた皆様。個人的な解釈で勝手な独り言を申し訳ありません。
どれも私の中ではいろんな感情が動いて、3日分頭が働いたような気がします。
どうしてでしょう。
素敵な作品を本当に本当にありがとうございます。
本当に勝手な意見を書いてしまい申し訳ありません。
さて、私がもし、ZINEを作ったら、、、、
・自分の承認欲求の満たし方
・いかにひざ下スカートが尊いか
・田舎のイロハ
・宝塚娘役の素晴らしさ、女性アイドルの素晴らしさ、そしてその苦労について
・人とちがう人になる方法
・なぜか涙が出る瞬間のまとめ
・今までの#編集実践のまとめ←これ一番作りたい
なんか作りたいです。
なにせ飽きっぽい性分、かつ、とにかく人によく思われたい性格。
途中で先生に褒められたいの一身で作って私が一体何を目指しているかわからない、ただ褒められそうなポイントだけ詰め込んだZINEができる、、、もしこの授業が受けれるとしたらそんな未来が見えます。
それでも作って見たいです。
長い文にお付き合いくださいましてありがとうございます。
目下は今回1位を取られた方の冊子の自分バージョンを作ってみたいです。
#トミヤマユキコさん#編集実践